周囲に与えるギバーになって信用力を勝ち取ろう

ギバー（正直者）であることはいいのですが、常に正直者である時には、相手に全てを吸い取られてしまいます。ギバーが正しく機能するのは、相手もギバーである場合のみということになります。ギバー（正直者）は、自己犠牲を伴わないことが良いのです。

テイカーは、目立ちたがり屋である

SNSの友達が多いのもテイカーの特徴と言えるでしょう。テイカーは、「自分を良く見せたい」という目的で、表面上の友達の数を多く見せたがる傾向があるのです。自分を良く見せたがる傾向があり、SNSなどに自分の写真を掲載する数が多かったりします。また、自慢話が多くなったり、上から目線の話になったり、自分を大きく見せたがる発言になります。

テイカーは人当たりと関係ない

テイカーが奪い取るものは様々で、人脈、お金、時間などがそれにあたります。テイカーは、『誰かから奪い取るという目的』があるので、愛想が良かったり、人当たりが良かったりすることもあります。テイカーの中には、最初の印象、人当たりがいい人がいますが、それは相手から奪い取る機会をうかがっているためです。

テイカーのターゲット

テイカーのターゲットになるのは、自己犠牲してまで相手に尽くそうとしてくれるギバーです。ギバーがテイカーのターゲットにされてしまうと、相手のために人生を犠牲にさせられることにもなりかねません。女性の中には、相手がギバーかどうかをテストして、相手の男性がギバーであれば「男友達」として利用しようとする人がいます。

女性に男友達として利用されそうになったら、相手の女性から離れた方が賢明です。テイカーに与え続けていると、それだけでギバーは自滅してしまうからです。誰もがテイカーのターゲットになるのを恐れるので、自分がギバーになることに慎重になることがあります。

テイカーはリスクを丸投げ

自分でリスクを取れる人は、何事も自分で引き受けようとします。テイカーは、自分では重要な事をやろうとしません。何でも人に丸投げしてしまいます。自分でリスクを取らない人は、ほとんど全員が「テイカー」と言えるでしょう。

テイカーに見られる特徴として、飲み会で絶対に幹事を引き受けなかったり、飲み会に来る人を見て自分は最後に参加表明をしたりすることがあります。簡単に言ってしまえば、自分がおいしいところだけを狙うということです。自分が誘われるばかりで、誘う事がない人も「何かをして貰って当然」と考えるテイカーと言えるでしょう。

テイカーは向上できない

結局のところは、テイカーが得られるものは、ギバーから吸い上げるものだけです。自分では新しいことを何もしないので、世界が広がっていきません。人から吸い取ろうとしてチャレンジしない人は、日本経済が発展しない中で、どんどん自己が衰退していくからです。

テイカーは、周囲の人から人望を集めてリーダータイプになれない訳ですから、成長が途中で止まってしまうのも納得できます。

自分の強みでギバーになる

自分の強みでギバーになることで、自分の周辺に同じギバーが集まると、相乗効果が見込めるようになっていきます。

無自覚のテイカー

無自覚のテイカーは、相手が望んでいないことを強要したりします。例えば、上司・仲の良い友達という関係を使って、『相手が望んでいないデート』に強引に誘う事も、無自覚のテイカーが行う行動になるでしょう。自分でも無意識のうちにテイカーになっている女性も多いです。

ホストクラブのホストにお金を貢いで、そのお金を何とか工面するために、友人の男性から奢って貰ったり、慰めて貰ったりするのは、無自覚のテイカーになっていると言えるかもしれません。本当は嫌がっている女性をデートに誘うという行為も典型的テイカーの行為になります。

バランスをとるマッチャー

自分で積極的に何かをするわけではないけど、「とりあえず、受けたものは返していく」という態度を取るのは、マッチャーと呼ばれるスタイルになります。このマッチャーは、自分から積極的に行動をするわけではないですが、テイカーを駆逐するという重要な役割をになっていきます。組織にとっては、爆発力はないけど無害というところです。

自分から積極的に行動しない人は、それだけ受け取る機会も減ることになるので、ギバーのように成功する訳ではありません。多くの人は、受け身であり、マッチャーとなります。

テイカーは孤立していく

自分自身が何も与えるものがなければ、周囲の人がどんどん離れていくのでテイカーとして孤立します。テイカーは、対等な友達関係を築けないので孤立していくのです。もしくは、搾取対象となるギバーを見つけて、その人から搾取を続けるテイカーもいます。

テイカーは、いつまでも「自分が吸い取れる人間関係」に固執するので、新しい友達ができることがありません。テイカーの利益が増すほど、周囲から人が離れていくという現象が起こってくることになります。テイカーから人は離れていきますので、いい人を遠ざけていくことになります。

アダルトチルドレン

アダルトチルドレンは、「大人の構ってちゃん」です。大人になって、相手の気を引くために、相手に邪魔をしたり、大声を出したりする行為を行うと周囲の迷惑になってしまいます。周囲からエネルギーを奪おうとすると、自分自身が孤立していくことになります。

組織に貢献しているかどうか

組織のリーダーは、『組織に貢献するか』というポイントで見る必要があります。そしきに全く貢献しないテイカーを組織が抱えると、それは全体の雰囲気が悪化することに繋がってしまうからです。

自己犠牲が多いとルーザーになる

自己犠牲ばかりを伴うギバーは、ルーザーになってしまいます。人の仕事を引き受けてばかりで、自分の仕事が出来なくなっている人は、典型的なルーザーになってしまいます。例えば、ボランティアが好きで商売が嫌いだと「お金がない状況」が続いてしまいます。

テイカーを排除して、ギバーを残すことが組織にとって重要になります。多くの人が貢献できる組織は、組織として拡大傾向を見せていきます。自分ばかりがギバーになって、自分がいないと組織が回らないようになると、それは自己犠牲を伴うものになっていきます。周囲の人がギブするチャンスを奪ってはいけないのです。

自己利益を得るギバー

自己利益を得ながらも、相手に与え続けるギバーは、成功する可能性が高まります。しかし、ギバーがテイカーに全ての成果を吸い取られ続けると、ルーザーまで落とされてしまいます。それを阻止するためには、ギバーはテイカーと距離を取ることです。テイカーと距離をとることで、ギバーはその地位を保つことができるようになります。

ギバーがギバーと付き合うこと

自分自身がギバーになって、ギバーとして振舞うことが良いでしょう。新しい人間関係を構築するためには、お互いがギバーである必要があります。一方的に与える関係では、その関係が長続きしないからです。ギバーになることは素敵なことですが、テイカーに時間・お金・人脈の全てを吸い取られてしまう可能性があります。

顧客に対してNOを言わない

高級ホテルでは、「お客様に対してNOを言わない」という姿勢が徹底されています。お客様のためになることを考えるということでもあります。お客様から与えられた難題を自分なりに解決することでもあります。

プライベートでも、『優先的に誘われるような人物』にならないといけないでしょう。